教員採用試験「教育心理」の練習問題にチャレンジしよう!
2018/10/29(月)
問1.次の文の(A)~(E)に当てはまる語句として正しい組合せはどれか。次の①~⑤から1つ選びなさい。
心理学では,学習とは「知識や技術を習得する」ことではなく「経験に基づく比較的永遠的な(A)の変容」と定義されている。学習の成立過程については2つの考え方があり,(B)説とは,「外界の刺激と人や動物の反応の間に結びつきが生じることで学習が成立する」という考え方で,(C)理論とも呼ばれる。これに対し,認知説とは,「外界の刺激全体に対する人や動物の認知の変化が学習である」という考え方で,(D)理論とも呼ばれる。認知説の中には,学習とは認知地図を形成することであることを示した(E)説がある。
(A) (B) (C) (D) (E)
① 行動 認知 S-S S-R サイン・ゲシュタルト
② 結果 連合 S-S S-R モデリング
③ 行動 認知 S-R S-S サイン・ゲシュタルト
④ 結果 連合 S-R S-S モデリング
⑤ 行動 連合 S-R S-S サイン・ゲシュタルト
問2.次の文の(A)~(D)に当てはまる語句として正しい組合せはどれか。次の①~⑤から1つ選べ。
(A)はペダルを押すとドアが開く問題箱にネコを閉じ込め,外にエサを用意してネコがどのようにしてドアを開けるようになるか観察した。ネコはそのうち偶然ペダルに触れ脱出できたが,このような経験を繰り返すうちに,箱から脱出するための適切な行動を獲得していった。このように偶然の成功によってもたらされる学習を(B)と呼び,好ましい結果をもたらす反応はそのときの刺激場面と結びつき,同じ場面で繰り返し生じるようになる。(C)もテコを押すとエサが提示される装置を作製し,ラットやハトを用いて行動の研究を行った。この場合も,偶然テコに触れエサが与えられた。このような経験を繰り返すうちにテコを押してエサを得るという新しい行動を獲得した。ペダル押しやテコ押し反応のように,ある刺激場面で個体が自発する反応のもたらす結果によって生じる行動の変容過程を(D)という。
(A) (B) (C) (D)
①パブロフ 試行錯誤学習 ソーンダイク レスポンデント条件づけ
②スキナー 社会的学習 ソーンダイク オペラント条件づけ
③ソーンダイク 試行錯誤学習 スキナー レスポンデント条件づけ
④ソーンダイク 試行錯誤学習 スキナー オペラント条件づけ
⑤スキナー 社会的学習 ソーンダイク レスポンデント条件づけ
問1 正答5
問2 正答4